100周年記念の歌活動

名古屋の水道は、名水百選に選ばれた木曽川の清流を水源にし、とても美味しいとの評判を得ており、2014年には給水開始から100年を迎えました。その間に東南海地震、戦災、伊勢湾台風、木曽川の渇水など幾多の災難を経験しましたが、断水をすることはありませんでした。これは木曽川という豊かで清浄な水源、市民の水道に対する理解と信頼、水道事業に関係してこられた多くの方々の情熱と努力に負うものと言えましょう。

このたび「名古屋市水道給水100周年記念の歌」が作成され、2014年8月31日に開催された名古屋市水道給水開始100周年記念職員OB交流会(名古屋マリオットアソシアホテル)においてお披露目されました。



一般社団法人名古屋環未来研究所では、この歌をCDとして発行し、広く普及に努めることにいたしました。
1.名古屋市給水100周年の記念の歌が出来るまで

名古屋の水道を称え、市民の皆さんにもより水道に親しんで貰いたいという思いから、杉戸大作、山村尊房、伊藤一生の3氏がプロジェクトを立ち上げました。

作詞は杉戸氏が行い、作曲は伊藤氏の友人でピアニストの松田由衣さんの協力を得て山村氏と2名で行いました。

歌は同じく伊藤氏の友人で、2014年7月に歌手デビューした別府たけし氏、そして、元歌手の水木沢かえで氏にボランティアとして協力を得ました。

・ 杉戸大作氏は名古屋市水道局勤務の後に厚生省に転身し水道環境部長を務めた。

・ 山村尊房氏は名古屋市出身で厚生労働省の水道課長を務めた。

・ 伊藤一生氏は名古屋市元副市長の山田雅雄氏が推進した水源地保全のボランティア活動に従事した経験から今回のプロジェクトに参加した。

2.製作した曲

①「鯱水不尽」(作詞:杉戸大作 作曲:山村尊房 編曲:松田由衣 歌:別府たけし)歌詞及び譜面

②「名古屋の水」(作詞:杉戸大作 作曲:松田由衣 歌:水木沢かえで)歌詞及び譜面

③ 「鯱水よ いつまでも」(作詞:杉戸大作 作曲、歌:松田由衣)歌詞及び譜面

 なお、この歌は8月31日の職員OB交流会でのお披露目では、水源地と親交の深い名古屋市立白水小学校(蔭山美穂子校長)の6年生の児童の歌で紹介されました。白水小学校では、地元の水道工事会社会長鷲見利幸氏から木祖村の雪の寄贈をうけ、校庭に雪を運んでもらって児童が水源地との関わりを感じることができる行事を2009年から毎年続けており、歌の作成に協力した児童たちは、1年生の時からこの活動に参加してきていました。9月1日には、名古屋環未来研究所の山田雅雄代表理事から同校に感謝状と記念のCDの贈呈が行われました。

3.CDの発行

2014年9月末に、「鯱水不尽」及び「名古屋の水」を収録したCD「鯱水不尽」は、新星堂各店にてお買い求めいただけます(価格1000円+税)。

4.キャンペーン行事
①なごやまつり(2014年10月18~19日)
オアシス21で行われた「水道100周年絵画コンクール」入選等作品の展示会場で、鯱水不尽のポスターを掲示し、チラシの配布などの活動を行いました。また、CD「鯱水不尽」は、入賞者全員(32名)に記念品として贈呈されました。



②日本水道協会全国総会会場(2014年10月29日)
ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される日本水道協会平成26年全国会議(第85回総会・水道研究発表会)の懇親会場で別府たけしさんが鯱水不尽を歌い、紹介します。

③名古屋市木曽三川流域連携イベント「エコ市」(2014年11月15日)
一般社団法人名古屋環未来研究所が「エコ市」(【場 所】名古屋市上下水道局 鳴海配水場構内)に設けるテント会場で、鯱水不尽のポスター掲示、チラシの配布などの活動を行います。また、会場には歌手の別府たけしさん、水木沢かえでさんが訪れ、歌を紹介するとともに、サイン会を開催します。

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CDの収益は全て水源地の保全活動に充てられます。